れっせいれっせい劣等生

今週、仕事でボコボコにされた。自分の年齢が重なっていくのに、中身が伴わないことに焦る。終身雇用の会社じゃないから、30代も働けているのか不安になる。ふと足元を見たときの何もなさ。
こんなときはパンを食べるに限る。パンの体積の高さが、悲しみを埋めてくれる気がするから。
そしてもう一つ、大野の声を聞くに限る。彼の歌を聞いて歌詞が心に染みるとか説得されるとかいうことはほとんどないのだが、この曲だけは違う。

とくに近頃 いいことないヤーっ


本っ当ーにないんだろうな、と思う。

昨日¥100ひろったくらいだ


本当にそれ以外まったくいいことないんだろうな、と思う。


どちらも櫻井がユニゾンしているが、もしこれを櫻井だけが歌ったら「嘘つけ」「“いいこと”の基準が人より高いんじゃない?」と思うだろうし、相葉が歌ったら「でもきっとすぐ上り調子だよ」とひがむし、松本が歌ったら可哀想になるし、二宮が歌ったら「100円拾えりゃ御の字だろ」と思う。
大野の場合、なんの感情もなく「いいことなーい」と言っているだけなので、「ほーんと。ないよね」と共感できる。
そんなわけで、毎晩HORIZONを聞いている。あの声で「いいことないヤーっ」って聞かないと眠れない。