マスカレード
ドラマ「マイファミリー」で、妻も娘もいる二宮の役を見ている。
真実を突きつけられているようで、どこか安心する。すべて演技だからだ。
嵐もそれと同じだったのかもしれない。5人ともアイドルという仮面をつけていたから。
「夢」という言葉を櫻井がたびたび口にしたように、それは現実ではなかった。ただの大野が嵐の大野になったし、以下同文×4。
アイドルというシステムは演じる側とファンの両方の夢を守ってくれる装置だったのかもしれない。
だから私はドラマに出てくる彼らを、バラエティなどに一人の個人として出ている彼らよりも安心して見られる。もちろん一人の個人なんてテレビに出るはずはなく、作られた存在なのだが。
ドラマっていいなと思う。アイドルソングはもっといいなと思う。恋をさせようとしてくれるから。いつでも会いに行くよなんて歌ってくれるから。MJのドラマも楽しみだ。