それはそれでまたワタクシ嫌いじゃない・ない・ないですね

アルバムが届いた。もちろん茶の間に届くのは、競合性のない通常版である。スリットの裏に「オフィシャルファンクラブ入会案内」があり、まだ増やす気かとずっこけた。すべての人の幸せのために、もう止めておいた方がいいのではないか。
さて、今回のアルバムは、タイトルを聞いてから楽しみでしょうがなかった。意味がわからない、「THE DIGITALIAN」。これが前作「LOVE」に続いての「Future」「Dream」「Marriage」「Anniversary」なんかだったら買わなかった。「いざッ、Now」というアルバムに「はぁ?」と思って、さらにそれがツアー名になっていることに仰天した身からすれば、デジタリアンか! と感動してしまった。
まだもったいなくて聞けていない。
パラパラ歌詞カードをめくって思うのは、

なぜ嵐の歌詞にはやたらと英単語が挟まれるのか

ということである。LOVE PSYCHEDELICOばりに、本当に隙なく、ほとんど意味のない単語が挿入される。違和感。

だんだん日常の細かいことについて歌う曲が減ってきて、やたら壮大だがとくに意味がない歌が増えている。これはファン層が広く、本人も年齢を重ねたアーティストの宿命かもしれない。全体を通じてもうちょっと意味がほしい。

そして、毎回毎回意味が過剰な大先生のソロは、今回はタイトルからしていいと思ってしまった。おそるおそる半目で歌詞を見ると、けっこうよかった。英単語もないし、句点もない。頭のおかしい仕掛けもない。えっ、どうしよう、意外といいじゃないか。

これは新しい女ができたな。

真相はともかく、今年の相葉の誕生日には、この曲を聞いて過ごそうと思う。