ワイハのシーアラ partII:VS嵐

VS嵐のハワイスペシャルを見た。3回ほど見てしまった。

  • 5人そろって夏の日差しの中にいるのが新鮮。海外ロケ万歳。
  • グループが売れなければ、デビュー当時の映像なんて流されることはない。飽きるほどハワイの会見を見せられるのも、嵐の人気の証だろう。
  • 車に乗り込んだ二宮が「日曜日だから人が多いんじゃないか」「パニックにならなくて恥ずかしいパターンと、まるでネットオタクみたいな話し方をしている。面白くするためのしゃべり方というより、自分の発言が流されたときのための保険をかけているように見えてしまう。どうした二宮。
  • Jが「Mステさんがなかったら、ただひたすら仕事していたようなものだ」と言っていたが、5人はハワイにいる間、ずっとドキュメンタリー撮影に参加していたようなものだ。お疲れ様と言いたい。
  • お互いにアロハを選び合おうというJの企画。なんてアイドルらしいのか。相葉の「Theだね」とはザ・ハワイを指しているのだろうが、私はThe アイドルだなと思った。
  • 「メンバーごとに運転のクセみたいなのがあるかもね」と櫻井。ハンドルを握る右の二の腕にうっとりする。全員分のクセを助手席で教わりたい。
  • 沿道から「昨日ライブ行きました!」と言われて「ありがとうございます」「どうも」の後に「また来てね」「待ってるよ」と続くのが最高だった。私にとってのハイライト。チケットの争奪戦も休みを取る困難も、すべて吹き飛ばせそう。また来られると言ってもらえているように感じる。
  • 懇親会の会場に到着する5人。J担の大島さん、ハロヲタ柳原可奈子さんがワイプに抜かれるたび、うきうきした表情や「ひゃーもうやめてー」な表情が、自分を見ているようで時折恥ずかしくなった。
  • 「アブナイ夜会」では水割りを明らかにセーブして飲んでいた櫻井が、ガブガブとジョッキを傾けていることが嬉しい。
  • 会話がつながっているように見えるところでも、5人のビールが増えたり減ったり。ノーカット版をぜひ見たい。
  • コンサートは楽しかったが、人が見て楽しかったかどうかつかんだ感覚がないというJ。すぐに櫻井と相葉が「よかったと思う」「昔からのスタッフも見ていて歴史を感じたって」とフォローし、「じゃあよかった」と落着するのだが、Jは本当はもっと正直なところを語り合いたかったのではないか。これはNHK「皆演出したいと思わないんですか」でも感じたことだ。Jはもっと4人の心の内が知りたいし、もっと率直に自分たちのパフォーマンスについて話したいのではないだろうか。しかし、それを深追いしないのが嵐のバランスなのだろう。
  • ところで整いすぎているJのもみあげ。毎日剃っているのか。
  • パスタを作ったJが、それを前面には出さないでついでにパスタもできたよ」と皆を呼ぶ。すると「パスタ食おう」「みんなパスタ食おう」とすぐに集合をかけ、「うまいよパスタ」と手作りの労をねぎらう。これがもう少し精神年齢の低い集団だったら、遊びに夢中なままで、パスタは悲しいことに伸びきり、「あの、パスタ……」「あ、パスタ? 作ってくれてたんだっけ」となりかねない。この細やかな気遣いが嵐だなと思う。
  • 酔ったせいもあるだろうが、カメラもはばからず号泣する大野を見ていると、そんな姿まで見せてくれるなら、2006年からずっと辞めたかったと言われてもまあいいかと思える。相手がどう受け止めようと、涙する姿も甘える姿もすべて見せるという姿勢が一貫しているから。

本当は大野の涙には、もっと思うところがあった。いい意味で。しかし、それは胸に秘めておきたいような気がするので、ここには書かないことにする。
そして全体を通じて言えるのは、相葉がけっこう物静か。
それでも大野が泣いたり処理に困るような話が出たりしたとき、すぐにうなずき、ことばをつないでくれるのが相葉だった。
無理矢理「Bet de 嵐」としてハワイの特集を組んでくれたVS嵐、ありがとう。