ワイハのシーアラ part1:あと5年、あと50年

アイドル10年 やっちまったんだよ
バイト感覚じゃ続かないから
土日も全部 捧げてきたよ
好きなことだって 仕事となりゃ 別腹だよ
Berryz工房普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?

茶の間のハワイ強化週間。一般的なアイドルであればヲタ向けDVDとして販売されるところが、国民的アイドルだからバラエティで流せてしまう。楽しくて楽しくて、国民でよかったと思った。
大野が語り、松潤が同意する「10年と15年は違う」。5年という差がもたらすものは、大幅に違うものらしい。
ハロプロのアイドルであるBerryz工房は、10年までは来ることができた。しかし春から、無期限の活動停止に入る。
10年。
それなりにヲタのついた幸運なアイドルで、安定した事務所に所属していて、とくに恵まれている人たちが到達できる年数だろう。そしてその先は、燃え尽きて止めるか、さらなる燃料を投下していくかに分かれる。その先の一歩に進むということは、もう一生アイドルでいると決意することに等しい。
番組は、泣いて笑って本当に楽しかったけど、もう「当時は辞めたかった」話はそろそろ打ち止めにしていいのではないか。不本意な集合→下積み期間→そして開花というグランド・ストーリーは美しく、たしかに嵐を支えてきたが、もうそんなストーリーすら彼らは必要としないだろう。初発の意思がどうであれ、今ここにいる彼らは、5人でいるだけで面白くてかっこよくて魅力的なのだから。
とはいえ、15周年で初めて見せてくれる姿、聞かせてくれる話もあった。20周年、そのときどんな話を聞かせてくれるのか。50周年、何人のsuper boyが生き残っているのか。100周年、嵐は本当に愛を誓って「君は僕の全てさ」と墓下から歌ってくれるのか。今から楽しみでしかたない。

夢だけ持ったっていいでしょ?