教えは続く
授業料、安い。
と最初に思った。無料にするよりもずっといい。
持っている人は与えることができる。
今、5人にそのことを教えられている。
それは単に富める者が金やサービスを提供できるという意味ではない。
私もなにかを持っているはずである。誰かにもらい続けてきたものを。
40歳になる頃には、自分なりの職業上の個性を確立したいと思っていた。
あと4年、今の苦しい状況からなにをして、どういう自分になるのか。
そのとき、もしかしたら嵐はいないのかもしれないが、
思えば亡くなった人からだって今もなにかを教えられ、受け取り続けている。
私はずっと嵐とともにいることができるんじゃないかと思い始めている。
たとえ姿がなくなっても消えることのない影響力、それが芸能の能というものなのだろう。
今5人がくれているものは、多くの人の心の中で、5×30や5×40をも可能にするのではないだろうか。