今日は大野くんの誕生日。ジャムームの伝統に従えば、私が年上の彼のことをこう呼ぶのは正しいはずである。
そんなに意識していなかったのに、この日をずっと待ち望んでいた気がする。どうしてか。それもそのはず、今日は仕事が一つ終わる日だったからである。出張から帰って以来、さぼってばかりいたせいで、ツケが回って大変だった。そんな中、どうやって一方的にお祝いをするか考え続けていた。一体なにが大野くんの誕生日らしい過ごし方なのだろう。
- 朝の電車:今日は大野くんの日だ。帰ったらホールケーキを食べながら「しやがれ」を見よう。
- 昼食後:ケーキなんか食べたら死ぬ。
- 夕方:怪物野郎のお菓子や肉まんを食べる体力もなし、家電も買えない。釣りなんかもってのほか。困った。
- 退社:マッサージに行ってみよう。すごく大野の誕生日っぽい。
- 電車を降りる:マッサージに行く気力ない。とにかく早く帰りたい。大野の誕生日だしタクシー乗っちゃお。
1日かかって、ようやく私は正解にたどり着いた。
「やたらと家に帰りたがる」、
それこそが大野イズムだ。
というわけで帰宅したので、大野のことをこれまでになくみっちり考えながら眠りに就こうと思う。大野が1日を過ごす中でどんないいことが起こってほしいか、ありったけ考えて寝る。大野のことだけ考えて寝る。大野くん(31)。
まるちん
一年かかって「ピーマン嫌いで甘味好き」という情報からなにも更新されなかったけど、君も心の中にあった。ついさっき下の名前が隆平で私と同い年ってことを知った。おめでとう隆平くん(28)。
あれ。同い年の場合、「くん」はありなのか。