あの彼パーマ、では彼は

モーニング娘。は、永遠の愛のかたち!
(2010年12月15日、コンサートで卒業した亀井絵里の発言)

鈴木福くんがゲストのしやがれを見た。

  • 「福くん」「福くん」とネットで呼ばれているのを目にしていて、てっきり名字が福村とか福田なんだと思ってた。鈴木福ってハンコを作りたくなる名前。
  • ゲストが福くんとわかった途端、あからさまに態度が変わる大野と二宮。大野があんなに人の話を能動的に聞いているのを初めて見た。
  • 二宮もふだんの演技が120だとすると、300くらい表情に脚色している。ふだんからそれくらい色を付けてほしいものだ。茶の間にも、その半分程度でいいから愛を。
  • 福くんの登場に異常なくらい色めき立つ番協の声を聞いて、やっぱりジャムームのファンってショタコンが多いのかなとくだらないことを考える。
  • 櫻井が福くんにも丁寧語を崩さないところが好き。
  • 福くんの誕生日と利き腕は、二宮といっしょ。そう聞いた途端に一気に興味がわく。福くんにとっては巻き込み事故だ。
  • 以前に女の子の子役が出たときよりも、嵐が崩れて見える。きっと女の子だといろいろ気を遣ったりイメージしにくかったりするのだろうが、7歳で働いている男の子の福くんには共感しやすく、思う存分かわいがりやすいのだろう。
  • きっと5人とも、福くんへの接し方を決める際に「俺7歳のとき何考えてたっけ」と思い出そうとしたに違いない。
  • 子ども心とは、「小さな喜びにあふれる満面の笑み」、「毎日いろんなことに驚く素直な気持ち」。あまりにもすばらしいことを言っているので、つい真剣に聞いてしまった。
  • その流れで未知との遭遇に入って、妙にうまく力が抜けてプレーンな松本潤を見て、気がついたら正座していた。いい番組。
  • わたあめ作りの大将と化した大野が、小さなわたあめを松潤「(好みは)これだよ」と無理矢理押しつける。私もこの人に「こういうの、お前好きだよ」って言われたら全然好きでもなんでもなくて、うんともすんとも来なくても、きっと「うん」って言って好きになるだろうと思った。

今回もっとも印象に残ったのは、福くんにとって松潤の印象が「パーマ」というところだ。「私が7歳のときにプマップ全員の印象を聞かれても困っただろうな」と思うと、福くんは大健闘していたと思う。そして「パーマ」には深く頷いた。松潤が不動のパーマだとして、私にとって二宮は一言で言うとなんだろう。兄でも彼でも神でもない。
二宮和也は、永遠の愛のかたち!
中身はどうでもいいから、あの青白い顔や細い足、あれ以上寄ったらだめな目、減らない口。彼の見た目は私にとって愛が人間のかたちを取ったものなのだ。=もっと短くすれば、単に「タイプ」で済む。
そして、あの愛のかたちが、「未知との遭遇」でおかしなふるまいをしているのを見つけてしまった。松潤が豚汁を持って楽屋を訪れたとき。ありえないくらい大きな白いかたまりを一口でバクッと食べる愛のかたち。6回巻き戻して見たところ、おそらくご飯だ。そしてちょっと演技が入った弁当の食べ方だ。あれが自然でも演技でもいい、
なんて育ちが悪そうなんだろう……!
と、人生で初めての燃え上がり方をした。私もまねしてみよう、愛のかたちのご飯の食べ方。