楽園に行こう

紅白より楽しみだったので、カウコンを先に見た。薄れゆく記憶に強く残っているのはこの3人だ。

  • 部位6の坂本さん。数年前のアンダルシアでも「あれ、かっこいい」と思ったのだが、今回もカメラに映るたびにいちいちかっこいい。立ち居振る舞いのすべてがかっこいい。これは惚れる。ちなみに「学校へ行こう!」を見ていた時代には長野くん推しだった。
  • かつーんの中に、バンドマンみたいな黒髪短髪で端整な顔立ちの人がいる。髪型が以前と違いすぎて確証が得られないが、おそらく上田さんという人だ。同い年。
  • 赤西さんはしょっちゅうサングラスや帽子を身につけているので、顔をちゃんと認識できたことがなかったのだが、やっぱりかっこよかった。俳優のような雰囲気。→カウコンではなくジャニーズネットの「新年のご挨拶」で見たのを勘違い。

このように、誰もがとっくに知っていたイケメンたちのなにがイケなのかを学ぶカウコンとなった。まだまだ驚くことはたくさんある。

  • 人気キッズのイニシャルであるKKを示しているのか、宙に浮かぶKとKの鏡文字に度肝を抜かれる。どんなセットだ。
  • 平静ジャンプの真ん中二人のダンスがやはり気になる。
  • きすまいふっとつーのローラースケート、初めて見た。あんな広い会場をあのスピードで走り抜け、しかも曲に合わせて急ブレーキやターン。なんて度胸と運動神経だろう。
  • セク村(ぞん)も初めて見た。売れてやるオーラがみなぎっている。ダンスも180%で踊っているのを見て、なんだか説得されてしまった。
  • みやっち(間違えて申し訳ありません! ご指摘ありがとうございました)の「もえもえきゅん」。帝国にもこんなキャラクターがいたのか。昔は、帝国ってこういう萌えポイントに自覚的な人ばかりなんだと思ってた。
  • つばさの移動は罰ゲームなのだろうか。もう何年も彼の移動を見ている気がする。帝劇の舞台装置、驚いた。水は本物? 追記:日刊スポーツによると、本物の水で「滝沢がフライング中に散らす水は、ファンの間で「滝汁(たきじる)」と呼ばれている」。たきじる。ほ、ほんと?
  • 患者にエイト、部位6、人気キッズは、特別になにかを意識することなく、まるで話すように歌っているように見えた。歌うことが当たり前の仕事のうちに入っているのだろう。
  • 歌いながら踊る部位6。これはハロプロのファンにも受け入れやすく応援しやすい、いつも見ているアイドルの姿である。友人がなぜ部位6のステージを私に見せたいと思ってくれたのか、少しわかった気がした。
  • いつ見ても変わらずかっこいい東山さん。松本と相葉を見ると「順当に年を取っていこう」と思えるが、東山さんを見ると「いやいやアンチエイジング」と思う。
  • アンダルシアは、もはや国歌のようだ。これを聴いたら、悲しみにくれていても、棺桶に入っていても、たちまち踊り出してしまうファンが何人いることだろう。私も踊りたい。
  • この大人数の集団、良くも悪くも目指している方向がバラバラで、ジャムームにとって「アイドル」は制約ではなく自由にしてくれる基盤なんだなと改めて思う。
  • 売れてる嵐みたいになりたい! と思っているグループが全然いなさそうでホッとした。セク村はそんなことを言っていたらしいけど。「売れたい」のは皆同じでも、その方法は嵐みたいじゃなくていいのだろう。このバラバラ具合が嬉しく感じる。
  • 昔は嵐の髪型が嫌いだったが、改めて帝国全体を見回してみると、

2011年を感じさせる髪型をしている人がほとんどいない
ことに気づく。孫悟空みたいになっていた松潤じゃないけど、「今、日本にそんな髪型してる人いない」って人が多すぎる。誰もが「そこそこに見える髪型」をしているAKBとは対照的である。人数が多いから特徴のある髪型にして覚えてもらおう、みたいな意図とも違う気がする。そこには独特の美意識が流れている。それは閉鎖的とか不自由とかでなく、自由の象徴みたいに見える。

  • 他方、モニターに映る嵐は、見た目から話し方まで、完全に商品化されている。本人の好みよりも、CMやドラマなどの「お仕事」にとって適切であるようにパッケージングされた広告商品。それが外れのない格好よさや、安心感をもたらしている。時代から自由だった姿は、もはやそこには無い。それにしても、これだけ全員が隙なくパッケージ化された状態で、

なお日焼けしたり時代不詳な髪色に染めたりする大野は、どこまで自由なのか。

すごく楽しかった。