嵐の5人は代替不可能な存在だと、本人たちもファンも言う。しかし、それは嵐に限った話ではなく、他のグループでも同じことである。どのメンバーも、グループにとってかけがえのない存在だ。全てのメンバーが必要なポジションの担い手になる。そして何人か欠けたとしても、新たなポジションが作られて、新しいかたちで成立してしまう。それが組織というものだと思う。
私はときどき、嵐は4人でも案外うまくいったんじゃないかとか、こんなメンバーでもいいんじゃないかとか、意地悪な空想を楽しんでいる。
- 櫻井が5人の嵐だったら
- 5人中3人がいつも留学しているグループ。
- 5人中4人はいつもリバウンドしている。
- (サクラップスが斬新すぎて)Mステに呼ばれなくなる。
- 相葉が5人の嵐だったら
- 歌って踊れる、破天荒なお料理グループ。
- 笑い声がハモってレシピが聞き取れない。
- (マイクの不調を機に)Mステに呼ばれなくなる。
- 松本が5人の嵐だったら
- 常に議論が絶えないグループ。
- 副業として、育毛剤の販売で成功を収める。
- (マイクの不調を機に)Mステに呼ばれなくなる。
- 二宮が5人の嵐だったら
- 大野が5人の嵐だったら
- 結成発表の記者会見を全員ばっくれ、事務所をクビに。
- いつも同じような歌とダンスを披露する伝統芸の集団として、細々と売れる。
- (司会に気に入られて)なぜか毎年末Mステに出演。
「嵐がこの5人で良かったよ」、まったくだ。「みんなちがって、みんないい」(金子みすず)、その通りだ。新曲のたび、5人そろってMステに出てくれるグループでよかった。5人が1/5で本当によかった。
でもサクラップスはちょっと聞いてみたい。