貯め貯め貯め貯め 金貯めろ

テレビが見たい。
茶の間に座りたい。
嵐に会いたい。
いっしょに寝たい。
私は嵐に出会う前、ほとんどテレビを見ない生活をしていた。ハロプロの現役アイドルたちは深夜の15分番組に出るのがせいぜいだったので、追うのは簡単だった。
今となっては嵐史上もっとも性的な番組にしか見えない「まごまご」は、当時は平和な感じがして受け付けなかった。まだ色眼鏡をかけていなかったことがわかる。やがて「宿題くん」が一週間の楽しみになり、リアルタイムで見るためにデートを途中で切り上げさえした。嵐は私に小学生以来のテレビの楽しみをくれたのだ。
ああブラックボード。ああ先週の嵐ちゃん。
私はせっかちなのか、「やってないこと」を溜めておくのが嫌なので、ハードディスクに見ていない番組が溜まるとつい消してしまう。そんなもったいないことをしないで、余生で楽しむために取っておこうか。二宮精神で貯金をすることを覚えようか。つまり未視聴の番組をDVDにうつしてしまおうか。
茶の間として、また新しい一歩を踏み出す予感。
私は嵐に会えない間に、働いて、金を貯め、番組を溜め、愛を育てる。

会えない時間が 金貯めさせるのさ
郷ひろみよろしく哀愁

二宮。こんな女、好きでしょう。試しに好きって言ってみよう。