2012年の相葉宣言

いざ新しい仕事に乗り出そうとして、自分がなにも持っていないことを目の当たりにする。周囲の求職者の能力も思い知る。焦りと不安。
そこでよぎった。

トップになりたいって夢、絶対叶えようね

いつも人に譲って、控えめな自己主張しかしない相葉が、なぜ「トップになりたい」と口にしたのだろう。トップになるということは、誰にも譲歩することなく、すべての人と競って勝つということなのに。
先輩たちの歌ではないが、別に誰もがNo.1である必要はない。しかし、そこに立つことを諦めてしまったら、成長はある程度までで止まる。初めからトップになることを放棄するのが「ビリ」ってことだ。
採用枠は常に1人、応募してきた人たちの中でトップにならなきゃ、その職場におけるビリにもなれない。応募した中で自分が一番だと今は思えなくても、今からそうなるために自分を変えていくことはできる。変えていくしかない。
私は可能性枠のトップを目指す。そのために毎日成長する。そして「今一番できている人」でなかったとしても、「今から一番伸びそうな人」枠で採用される。
相葉がはっきりと述べた「トップになりたい」ということばは、「皆に勝ちたい」とか「俺にはその資格がある」とかいうことではない。それは「トップに立てるような自分になります」という謙虚だが恐れを知らぬ宣言である。その姿勢を尊敬し、私も彼に追随することを誓います。