事件だった

嵐が出演99回目となるMステを見てしまった。

生まれてきてよかった。

  • 伝説のスケルトン衣装を復活させて、98回分の過去映像を一気に流す。これは開局55周年のお祝いというより、これまで99回も見守ってきてくれたファンへのありがとうだよねと思った。
  • 毎回リアルタイムで見てきた人は、その頃の自分や、売れるかどうかわからなかった頃の嵐を思い出して、こみあげる思いがあったのではないだろうか。
  • 今では笑って見られるスケルトン衣装だって、当時のファンは「グループ名といい衣装といい、なぜこんな仕打ちを」と本気で心配だったに違いない。
  • 2013年のスケルトンはパツパツだった。
  • いつも気になっていたJの「Are you lady?」「Are you ready?」に修正されていたのでスッキリする。
  • A・RA・SHIの後に幕が開いてP・A・R・A・D・O・Xのイントロが流れる。あふれる王者の貫禄。どうしてパラドックスはなかぐろ(・)で繋いでいるのか不思議だったが、A・RA・SHIのなかぐろに対するアンサーなのかもしれない。
  • マイガールのイントロにどよめく。どうせならAメロから聞きたかったけど、サビだけでも聞けて嬉しい。その後の瞳の中のGalaxy、曇りのち、快晴、Lotus、どれも懐かしい。いい企画だ。「メインバー」という単語を思い出す。
  • みんなで踊ったらどうなるのか見てみたかったFunky。観客が嵐に背を向けているのを初めて見た。
  • 嵐のダンスにあわせて会場中のペンライトが上下左右する。まるでハロプロの現場のようである。でも誰もがわりと冷静にきっちり踊っているところが、振りコピとは違う統制のとれた組み体操のようだった。
  • なにも知らない視聴者だったら「なぜか会場中踊れてるし、曲調もなんとなく古いし、昔からのライブの定番曲なのかな」と思うだろう。2013年のアルバム曲だとは思えない。
  • 全体的に華やかに仕上げるJ。Jがターンするたび花が舞い、星が流れる。対して、ノリノリで踊りたくなりそうな曲でもタイトにまとめてくる大野。このギャップが好き。
  • 大野が感情を爆発させて踊る姿も見てみたいが、本人がのればのるほど、動きは理性で抑えられたものになるのだろう。そういうギャップが最高。

今回のMステの見所は、菅野美穂主演の「イグアナの娘」を地上波で流してくれたところと、嵐がMステに初主演した時のジャムームの先輩たちの異常なまでのかっこよさと、
修二と彰のバックで踊っていた赤い服のジュニア。
顔もいいし踊りもいいし、きっと今頃どこかのグループでデビューしているのだろう。

そして99の顔を見て思った。やっぱり二宮の顔って。ことばを継げないくらい、二宮の顔って。
いつの時代も、なにはともあれ好きだ。この人の写真を部屋に飾りたい。この素朴な欲求こそが「アイドルを好きになること」なのだろう。