茶の間のバック・トゥ・ザ・正月part1

お正月に帰りたい。そんな気持ちで「鍵のかかった部屋スペシャル」を見た。

  • ドラマらしからぬ「これまでの解説」、多すぎるCM。どれも正月気分を引き立ててくれるので許せる。
  • 「これまでのあらすじ」で「解けない密室なんてありません」と豪語する榎本。

 こじあけて。しのびこんで。全部明らかにして。

  • 榎本の再登場に、青砥も芹沢もワクワクしているのがわかる。
  • 指すりすり→「密室は破れました」を、青砥も芹沢も楽しみにしているのがわかる。
  • 「密室は破れました」→「それは明日お話しします」を、青砥も芹沢もどこかで待っているのがわかる。
  • このドラマは、お約束を視聴者だけでなく登場人物もいっしょに楽しんでいるような感じがして好きだ。青砥も芹沢も榎本のファンなので、大野ファンとしてはシンクロしながら楽しめる。
  • こんなブラックなイメージで登場させてよいのだろうかと心配になるほど黒く染まった美術館。しかし、しっかり行きたくなったので、よい宣伝になっている。
  • 芹沢のさりげない「親友を助けてやってくれ」の「親友」発言に笑う。公式サイトでは「互いに『友達になれない』と思っている」と書いてあるのに。
  • 榎本がなにか問題発言をした後、「それがなにか」と言わんばかりに黙って無表情でいるところが大野にそっくりだ。この人を食ったようなキャラクター。
  • 物語の最後、榎本が防犯ショップでピッキンググッズを売っている。ここでは、前回は匂わせる程度だった「榎本、もしかして犯罪者」説がかなり色濃くなってしまう。しかし「私の経験上、ピッキングの形跡が一番残りにくい」という発言も、「ピッキング現場を後から見て、犯人の使用したグッズと照合した結果わかったこと」と解釈すれば、ギリギリ犯罪の自白には当たらないのかもしれない。

シーズン2!
シーズン2!
いつまでも芹沢と榎本は親友にならずにいよう。
いつまでも青砥と榎本は恋愛関係にならずこのままでいよう。
いつまでもお約束をお約束として繰り返そう。
お正月よ、永遠なれ。