ニューアルバムに期待大

革命的なMステを見た。番組の途中で、ねーねー今の見た見た? と日本中の茶の間に押し入りたくなった。それから10回は見た。
新曲「Don't You Get It」について「最近はかっちり踊る曲が多かったので、型にはまらずにラフに歌えるような曲にした」というJ。まったりバラードを自由な振り付けで踊るのかと思ったら全然違った。

一曲目の「愛を叫べ」で、すでにかなりやられる。

  • 二宮がだいぶやせた。スーツのベストを着たシルエットが『ねずみくんのチョッキ』みたい。
  • 櫻井が懐かしい髪型。
  • Jの表情がはじけすぎ。どこまでもフリーJ。ちょっと心配になるほどだが、このままどんどん崩れていくのも見たい。

曲が終わると、5人が順番に隣のセットへ移動していく。最後にゆっくりと大野がセンターに到着する。最後の三歩を焦らして溜めるのが粋な演出だと思ったら、その焦らしはサングラスをかけるためだったのだ。
ミラーボールを背にしたサングラスの5人が、「かっちりした振り付け」を楽しげに踊る。あれ、J、言ってるのと正反対に見えるけど。しかしそんなことはもうどうでもよく、とにかく楽しそうで、こっちまで楽しい。
うりゃうりゃとばかりに腰を旋回させる5人。よりによって相葉がセンターだ。この人を真ん中にして腰を回させたら、遠心力で皆吹き飛ばされてしまいそう。
5人で踊っているものの、これは実は相葉の曲なのではないか。

なんせ腰。なんせディスコ。

相葉ソロのディスコスターやMr.FUNKがあまりに楽しそうだから、スタッフも嵐もこういう路線をやりたくなってしまったのでは。テレビでこんなに楽しそうにソロを引き受ける大野をいつぶりに見ただろう。誰よりもコンパクトに踊る大野、左右対称に動くJ、骨盤の回転が地球の軌道を外れている相葉。5人の振り付けの解釈がバラバラなのも面白い。
「これこれ、これだよ、これが嵐だよ」と、P.A.R.A.D.O.Xを見たとき以来の「これだ」感があった。たまに少年隊も目指すけど足の長さが足りない、バンドで言えばロックでもパンクでもグラムでもない、コミックバンド嵐。21世紀のイモ欽トリオ
しかも最後は二宮が「oh oh oh yeah」とフェイクを入れつつ、後ろから前に出てきてパチーンとウインクして人差し指をさっと掲げ、センターを張るのである。しばらくど真ん中にいたと思ったら、最後は大野と相葉に譲ってまた後ろに戻る。こういう飛び道具的な立ち位置がとても似合ってる。このポジションに「二宮」と名付けよう。

平均身長180センチのイエモンを見て、そのルックスの良さにぽーっとしていたが、

やっぱり私は小さい男性が好きだ。