納得せざるをえない

今日は朝から "How's it going?" を聞いていた。wikiによると2016年時点で一番売れていないという嵐のアルバム、私は一番好きかもしれない。
それ以降のアルバムはシングルが突出して聞こえたり、妙にリアルタイムの思い出があったりするのだが、このアルバムは非常にフラットに聞ける。「嵐のまえの静けさ」という曲名が象徴するように、まだ若い嵐が色々と模索している姿がそのまま封じ込められている。
こんなに若い声を聞いていると、当時は彼らを知らなかったはずなのに、ずっと見てきたように勝手に歴史を感じてしまう。昔からのファンがうらやましい。ちゃんと先見の明のある人にしか楽しめない世界があった。
遅まきながら過去から現在のつながりを垣間見ていると、今の5人にどんな「スキャンダル」があろうとも、それがスキャンダラスなものには思えなくなってくる。少年たちが青年、壮年となって恋愛することの何がスキャンダルなのか。

外からなんて なにも わからないさ
大丈夫 僕ら 君の味方だよ
THE YELLOW MONKEY/Horizon)


このアルバムの中で最も心に残る一言は「どこで覚えた そのテクニック」。何度聞いても笑ってしまう。