二宮和也が結婚しても、想像していたほどショックではなかった。
それは35歳の私が、独身の自分とそうでない友達が完全に分断されるのは、
相手が結婚したときではなく、
子どもができたときだと知っているからだ。
友達が結婚してもそれほど関係は変わらない。しかし母になると別。
元彼が結婚してもそれほどショックではない。しかし父になると別。
それは、実のきょうだい相手でさえ同じことである。子どもができると、完全にその人は私の理解の範疇外に行ってしまう。親よりも友人よりも配偶者よりも、誰よりも近くて大切な存在を新たに得る。だからこそ、それは最大級におめでたいことなのだ。
死と同じくらい、生には取り返しがつかない。その存在が生まれる前には、二度と戻ることはない。
20代でこのニュースを聞いたら、そこまで考えなかったと思う。
だから入籍のニュースについては、遊びたい。
二宮が既婚者!
二宮が人の夫!
二宮が所帯持ち!
二宮がっ