まさしく仕事

 

晦日に嵐がコンサートしてくれるということ、嬉しかった。仕事の中には、

  • 内輪の会話が通じて自分のためにもなる「仕事」
  • 必要だとはわかっているが積極的にやりたいとも思わない「仕事と労働の間」
  • 専門分野に詳しくない人や自分の領域外の人も含めてよそ行きの顔でこなさなければならない「労働」

がある。

そんな労働、たとえば「紅白の司会」で終わりにしてほしくなかった。カウコンで他のグループのファンを気にしながらのパフォーマンスももったいないと思っていた。もちろん後輩グループに見送られる姿も見てはみたかったが。

なによりも、嵐が信頼できると思うスタッフに囲まれ、一番やりたいと思えるライブを、最後に5人でいられる空間を、楽しんでほしかった。だから嬉しい。

嵐のコンサートにとって最大の難点であったチケットの競合性を廃し、皆で5人を見られるなんて。アラフェスですでに実現してくれていたが、休止前の瞬間を見届けられるなんて。嵐が心安まる人たちといっしょに過ごせるなんて。

 

 

それにしてもニューアルバム。「まあいいけど別に嵐でやらなくても」な曲が集まっているように感じたが、一曲目はまるで2020年にデビューしたかのようなフレッシュさだ。私のイメージするジャムームらしさが詰まっている。これはジャニーさんに捧げた曲なのではないかと勝手に思う。毎朝、一曲目から聞いている。

嵐が休止して一番寂しいのは、歌声が聞けなくなりそうなことだ。最もソロアルバムを出しそうだった大野が休み、あと4人の誰がアルバムを出してくれるだろうか。歌ってほしい。