Mステの5人

Mステを見た。おかしいくらい泣いた後の顔をしている。

最後のコンサートは夫と見るつもりだったが、やっぱり一人で見たい。無理。5人が私のアイドルだということが絶対にばれてしまう。紙吹雪だらけのSakuraの後で大野が「いや、もう、最悪ですよ」と言ったシーンで当時も笑ったし、今回も大きな声で笑ってしまった。無理だ。抑えられない。5人とも特別な存在で、そのファンなんだということを隠してコンサートなんて見られない。

一曲一曲に思い出があって、当時耳にした場所や、側にいた人のこと、今も側にいてくれる嵐へのありがとうという気持ちが、全部あふれてしまう。

そうは言っても私がリアルタイムで嵐を見るようになったのは2007年のことだ。それ以前から追ってきた人にとっては、青春どころかほとんど半生をともにしてきたと言える。大野にとってはまさに半生である。そういうファンと嵐の間にあるのは、私にはわからない時間であり絆だと思う。

  • 138回出演と聞き、ピークには年12回は出演していたのかと思いきや、意外と出ていない。年に4〜7回くらいだろうか。本当に積み重ねだ。
  • 5人の全身がきれいに映り、まるで無観客コンサートの配信である。こんなものを無料で見られていいのだろうか。
  • 11曲全部がフルではないとわかり、AメロもBメロも聞きたくて仕方なくなった。イントロの後で勝手にAメロが流れ出す。
  • メドレーの繋ぎの部分で、必ず誰か一人が次の曲に繋がる動きをしているのが面白い。曲の雰囲気を先取りして教えてくれているようで、入り込みやすい。
  • 往年の名曲もいいが、I'll be thereから特にテンションが上がる。現在進行形で聴きまくっている曲だし、新しい曲ほど嵐がまだ挑戦している感じがして新鮮である。Party Startersも、もちろん最高。ずっと「最新が最高」を更新していってくれ。今や悲願である。
  • 昔のVTRを眺める5人の目がやさしい。特に櫻井の目がやさしくて、結婚式でムービーを見る父兄のようだった。なによりも、その目に二番目に泣かされてしまった。
  • 一番泣かされたのは、「今聴いて欲しい最後の一曲とは?」というアオリの後でJが「新しいアルバムに入ってる曲で、今の僕らの思いを表現した曲となっています。ファンの皆さんに届いたらと思います。それでは聴いてください」
  • あれかな、これかな、やっぱりブルーノマーズかな? と思っていたら、タイトルを言われて思わず、

 

「え、それを歌ってくれるの!?」

 

大きな声が出た。

それをテレビで聞けるとは。本当にファンに向けた選曲で泣かされた。

休止会見のときもそうだが、私はテレビでJが発した言葉に対して返さずにいることができない。なぜかは知らないが普通に返事をしてしまうのだ。声が出る。

  • 大野のソロパートでまた感動し、こんなにすごい声、と思っていたら、すぐに大野の肩にひじを置いたのがJだ。そんな軽々しく。嵐の肩をひじ置きにできる男ってJしかいない。有閑階級みたいな雰囲気が漂っていて最高だ。
  • 最後の5人の立ち姿。すべてを受け入れている人の顔。誰も邪魔できないグループになったね。と思ったら、なにを思ったか櫻井が二宮の肩に手を置いたのだった。

なんなんだこのグループは。

 

一人で立て!

いや、こうして支え合ってるのがいいところなのか。普通、肩に手を置くという動作は、相手を励ましたり支えたりするために行うように思うが、むしろ逆に見える。

 

 

どうして今年結婚してしまったんだろう。それさえ無ければ何のしがらみもなく一人でコンサートを楽しめたのに。2021年の元日に入籍すればよかったではないか。

これというのも全てあいつのせいだ。つい言いがかりをつけたくなってくる。

なんて言っていても仕方ないので、大晦日をいかに過ごすかを真剣に考えなければならない。なぜ年の変わり目は家族と過ごすのが当たり前になっているのか。社会の常識に対してさえ腹が立ってくる。再考を促したい。